「英気を養う」

→何事かに取り組むための活力をたくわえること。元気付けること。

 

美味しいもの食べたり、温泉とか整体で休養したりするときに使いますよね。

最近、「英気→鋭気」というような使い方をしている人も多いそうです。

しかし、「気」っていうと胡散臭いイメージをもたれているような気がするのに(笑)

日本語には「気」を使った言葉のなんと多いことか。

元気・空気・病気・陽気・陰気・熱気・冷気・正気・覇気・殺気・・・慣用句やことわざとか例を挙げ出すとキリがないですね。

まあ、それも当然といえばそのとおりで。現代医学がメインになってきた明治以前は中医学・漢方が一般的だったわけですし。なので、その頃は「気があって当たり前」だったはずなんですよね。

それくらい「気」が普通にある世界だったからこそ、これだけ当たり前に生活に溶け込んだ言葉にあてはめられているわけです。

 

ちなみに中医学では「気」は「物質でありエネルギーである」とされています。

もちろん目に見えるものではありませんが、全てのおおもとは気である、というような感じでしょうか。

現代医学や科学で考えてみると「原子」が一番しっくりくる気がしますね。

 

そんな気にも中医学では種類があります。

細かく分けると大変なので、おおまかに4種類を。

「元気(原気)」「宗気(そうき)」「営気(えいき)」「衛気(えき)」

それぞれに役割があります(その詳しい話はいつかできれば(笑))

ちなみに「営気」は豊かな栄養分を持った物質で「血」とともに全身に栄養を供給しています。

…「英気」の意味のヤル気と似ている様な。語源とかは分かりませんが、英気と営気、読み方も同じで似た様な意味があり。少し、イメージしやすいのではないでしょうか?

中医学って、複雑・量が多い・難しいとか、鍼灸師のなかでもあまり良いイメージがなく行っている人が少ないのですが。

いざ実際にやってみると何気に結構面白いものなんです。

今後、このブログでも、たまに中医学のことも取り上げようかな…とは思っています。

皆さんに、少しでも中医学に親しみを持って頂けたら、と思います。

 

 

(…みなさんが中医学を知れば、僕が施術中に説明省けてムダ話が多くできるようになるかも(笑))