今日は包丁研ぎの話です。

 

あ、正しくは、

「包丁を研ぐための砥石の研ぎ方」

の話です(笑)

 

素人ではありますが半ば趣味的に包丁を研ぎ始めて1年以上が経ちました。

だんだん慣れてきて少しは自分も上手くなってきたように思っていた、ここ最近。

 

「なんか最近、上手く研げてない…」

でも、技術は上がってきているはず。なのに何かわからないけどイマイチ感がある・・・

 

そう思ってきたら、砥石をチェックしてみましょう!!

ぼくの経験というか体験が同じような方の役に立てれば幸いです。

 

砥石をチェックしていますか?

包丁を研いだら、砥石を洗って乾かしてからしまう。

ぼくはこれを1年くらい続けてきました。

 

で、最近、砥石をよーく見てみたら。

 

「真ん中にいくにつれて、えらい凹んでる」

 

ということに気づきました。

前から少し気づいてはいたのですが「だいぶ使い込んできてカッコいい!」とか、ちょっと痛い勘違いをしてました。

よく考えればわかることなのですが

包丁を研ぐとき、平らなところと凹んでいるところはどちらが刃が砥石に当たって研げているか?

・・・って、平らなところに決まってるやないか!!

何が、使い込んできてカッコいいや!!

気づいた時は心の中で猛烈なツッコミをしてしまいましたよ・・・

関西弁らしき言葉で(泣)

 

メンテナンスせずにある程度使った砥石を見てみてください。

正面からだとわかりづらいかもしれないですが、横から見たり砥石の表面を触ってみたりすると、けっこう凹んでいるのがわかると思います。

 

凹んでいる砥石を平らにすれば、再び使いやすい良い砥石になるのです!

 

砥石を平らにしましょう!(面直し)

面直しと言うそうです

めんなおし・つらなおし

読み方はどっちもアリみたいですが、好きな方で(笑)

 

要は、砥石が平らになればなんでも良いです。

調べたところ、平らなレンガや道路とかでゴリゴリと直せばOK!!みたいな人もいましたが。

ぼくはそこまでワイルドにできなかったので、これを買いました。

一応は、包丁などに使う用みたいなのですが「ダイヤモンド砥石」です。

これは両面タイプで、400番(荒砥)1000番(中砥)になってます。

以前、これで包丁を研げばいいかと思ってダイヤモンド砥石についてググった時に多く目についた意見があったので買うのを見送っていたのですが、今回は砥石の面直し用に購入してみました。

 

ちなみに、目についた意見というのは

ダイヤモンド砥石は「研ぐ」というより「削る」という表現がしっくりくるというもの。

繰り返し使用していると包丁自体がダメになる、といったことを書いている方が見受けられたのでした。

いわゆるシャープナーみたいな「引くだけで包丁が研げる」とかにも、たしかダイヤモンド砥石が使われてな・・・と思い出しました。

 

それはさておき。

「砥石を平らにする→砥石を削る」わけですが、平らにする側の方が目が細かい(小さい)必要があります。

ですので、

今回は400番で中砥石、1000番で仕上げ砥石を面直ししてみました。

荒砥石は平らだったので何もしてませんが、おそらくダイヤモンド砥石の400番でもできそうな感じはしましたよ。

 

向かって右が、ぼくの愛用の中砥石です。

見て分かると思いますが、鉛筆でたくさん線を描いてます。

 

全部の線が消えるまで削る→平らになってる

ということです。

線が残っているところは「ダイヤモンド砥石が当たっていない」ということですからね。

 

どちらを持つのでも、やりやすいように削れば良いです。

砥石が上でも、ダイヤモンド砥石(面直し砥石)が上でもお好みで。

削っていくと、どこが凹んでいるのか分かりますよね?

改めて、自分の研ぎ方のクセが見えて恥ずかしいです(笑)

これでやっと平らになりました!完成です!!

 

後日、包丁を研いだら。

なんと研ぎやすいこと!

・・・毎回はそれでも面倒いから、2・3回に1回は面直しをしようと、自分に言い聞かせました。

面直し、超大事です!