横浜市泉区領家で中医鍼灸・整体をやっています。気になる事などありましたら、お気軽にご連絡・ご相談くださいね!
春は気温の差がかなり大きい季節です。
冬の寒い時期に筋肉や関節が固いままの状態から、急に暖かくなり筋肉や関節がゆるくなった時、身体を動かした際に急な動きについていけずに痛みが出てしまうんです。
ぎっくり腰は、筋肉や関節に疲労が溜まっている状態で可動範囲を越えてしまったり、不用意な力が加わることで身体がその動きについていけなかったりするような筋肉・関節が主な原因で発生します。
また、姿勢が悪い等の日常動作の問題や強いストレス・内臓の負担などでも起こるぎっくり腰もあります。
ですので、すごく力を入れた時に発生するもの(例えば、重たいものを急に持ち上げようとしたり)、くしゃみなどの簡単な動作でも起こってしまうものや環境の変化でぎっくり腰になったりと様々です。
いずれにせよ、ぎっくり腰は痛みのあるところに炎症反応が起こっています。
炎症反応とは、主に
「腫れている」「熱を持っている」「痛みがある」「赤くなる」「動きにくくなる」
といった、特徴があります。必ず全部当てはまるわけではありませんが、このうちのいくつかは合致しているはずです。
そして、炎症反応は特に急性症状の時に起こります。
ぎっくり腰に限らず「急性症状」はかなり注意が必要です。
急性症状の時はまず炎症反応を抑えたい
急性症状時の多くは炎症反応を伴います。
そして、炎症反応が長く続くと治りにくいのです。
特に、「熱を持っている・腫れている・痛み」の対処として行ってほしいものが
「冷やす」「安静にする」の2つはなるべくすぐにしてほしいことです。
当院にも、ぎっくり腰をはじめとする急性症状の方はけっこういらっしゃいます。
そしてそのなかでも意外と多いのが…
「ちゃんとお風呂に入って温めたのに痛みが全く変わらない・ひどくなった」
ということをおっしゃる方がいます。
ここまで読んで分かると思いますが急性症状でしてほしいことは「冷やすこと」
我慢して、頑張って、余計に負担をかけている場合があるんです。
慢性症状は温めるのがメイン
急性症状が治まってきつつ、痛みが慢性化してくることはよくあります。
というか、ほとんどの場合は「急性→慢性」のルートになります。(急性期がおさまると慢性期という言い方をするのですが)
急性としての炎症がおさまっているなら、痛みの原因は疲労物質などの蓄積がメインになるので対処方法としては温めてたりマッサージなどで血流をよくすることが大事になってきます。
ある意味、急性と慢性期では治療内容がガラッと変わります。
急に痛みが出たりしたときは、すぐに医療機関(病院や鍼灸院など)に来てもらうのが一番良いですが、どうしてもすぐに行けない場合…
大まかにでも覚えてほしいことは
炎症反応を確認→少なくとも5つのうち2つ以上当てはまるようなら「冷やす」
これを知っているだけでも、かなり状態は変わってきます。
また、できるなら画像診断(X線・MRIなど)もして骨や関節の状態が分かるとベターでしょうね。
ここまで読んでいただいておいて、こんなことを言ってしまうのはなんですが。
どうしたらいいか分からないときは、まず電話などで相談してしまうのが良かったり…
あ、でも、冷やすか温めるか、の判断が出来るとちょっとかっこいいですよね?(笑)