横浜市泉区領家で中医鍼灸・整体をやっています。気になることなどありましたら、お気軽にご連絡・ご相談くださいね。

 

12月に入りました。

急に寒くなって、今シーズンも冬への対策をしなくちゃな…と思ったら。

 

まさかの夏日!!

 

12月に「暑い」という単語を使うなんて思いもしませんでしたよ(汗)

そうかと思えば、急に冷えてみたりとなかなか温度が安定しません。

そんな今シーズンに気をつけてほしい、冬の過ごし方のアドバイス?です。みなさんの参考になればと思います。

 

冬は何より「防寒」を!特に足の冷えに要注意!!

そんなことわかってるよ・・・

 

という声が聞こえて来そうですが、

うるさがられても声を大にして言いたいのが「防寒」

通常、身体が冷えて良いことは何一つありません。

 

血流が悪くなり、内臓の働きも鈍り負担もかかるし免疫力の低下にもつながる。

筋肉にも影響があり動かしにくくなりコリも生じやすく活動量も減る。

心臓や血管にも負担がかかり高血圧にもなりやすくなる。

手足が冷たくなり、寝にくくなるなど色んな症状を引き起こしやすくなる。

・・・と挙げればキリがありません。

 

「防寒」として全身的に暖かい格好をしてほしいのはもちろんですが、特に冷やしてほしくないのは「足・脚」

足が冷えていると体幹をせっかく温めていても、足下から冷えた血液が心臓に帰って来るために、結局は身体を冷やしてしまうことになってしまいます。

そこでぜひ活用してほしいのが「レギンス」

スパッツ・ももひき…呼び方は何でも良いのですが(笑)

 

女性の方は比較的これらのものを抵抗なく履いてくださっている(というか、当たり前に使用している)のですが、問題は男性。

特に30〜50代の男性の履かない率の高さは異常です。

もはや誰かと勝負しているのか?と思いたくなるくらいに意地になって履こうとしませんね。

それなのに足がだるいだの腰の疲れやらお腹が冷えるとか・・・

それら全て下半身を温めるとかなり軽減しますからね!!

 

つい、感情が出てしまいました(苦笑)

でも、本当に足を冷やさないだけでも相当な効果はあります。

 

また、近年は気温が安定しないです。

出かけたりすると、外の寒さに比べて室内は暑いくらい(夏だと逆の悩みですよね)という感じなので、なるべく色んな温度に対応できるような重ね着メインにするのも良いですね。正直、面倒なのですが…大事です!

 

さらに、首回りも冷やさないようにしてください。

中医学では首の後ろから邪気が体内に侵入しやすいと考えられています。この時期だと、風邪・寒邪を防ぎたいのでマフラーはすごく理にかなっているのでオススメです。

 

まとめると、「防寒」は

足下を冷やさないようにレギンスなどを使って!

重ね着で様々な温度への対応を!

首の後ろはマフラーで風寒の邪気を防ぐ!

 

冬の健康法「補腎」

いきなり何なん?補腎(ほじん)って?

という風に思うかもしれませんね。

補腎→腎を補う

ここで言う「腎」とは西洋医学の腎臓のことではなく、中医学でいうところの五臓六腑の中の一つの「腎」です。ちなみに五臓に区分されます。

ここでは詳しい話は避けますが(いつか五臓六腑とかその辺の話はしたいですね)

「西洋医学の腎臓」とは違う「中医学の腎」は独特な働きがいくつかありまして。

その中でも今回お話しするのは

 

腎は精を蔵し、成長・発育・生殖をつかさどる

という役割です。

色々と中医学の用語が出てきて「?」になるかもしれませんが、今回は何となくでイメージくらいを分かってもらえれば十分です。

」というのは、すごく簡単に言うと「生きていくために必要なエネルギー」的な感じでしょうか。西洋医学的な感じでいうならば「糖分とタンパク質、少しの脂質」を一つにまとめた物質とでもいうと少しはイメージがつきやすいでしょうか。

 

すごく大事なもの、それを蓄えているのが腎なのです。

 

そして冬は身体に対して厳しい季節。

体温を保つために常にエネルギーを使っている状態なわけです。知らず知らずのうちに精を少しずつ消耗していって、身体に負担をかけているのです。

 

では、消耗していく精を蓄えるにはどうしたら良いのか?というと、

食べ物で補っていきましょう!

 

補腎に良いとされている食べ物はくるみなどのナッツ類」「鶏肉」「羊肉」「あわびなどの貝類」「黒い食べ物(黒ごま・黒豆など)

他にもありますが、これらの食材を積極的に摂取することで精を蓄えやすくなりますし腎の働きも良くなります。

 

「日常生活で身体に気をつけるために何をしたら良いのか分からない」

「健康に関してやることが多すぎてキリがない」

・・・など様々な健康法についての悩みはあるかと思いますし、そういう相談を患者さんからよく受けます。

まずは試してみて、自分に合っていると思えるものを続けてみてはいかがでしょうか?

その上で、このHPなどで書いてあることが参考になれば良いと思ってます。

 

この冬はとりあえず「防寒」「補腎」に気をつけてみてはどうでしょう?